ヒット作の条件(ハマリ役)

  • 2008/09/04(木) 09:28:51

最近のドラマや映画は、以前のヒット作品を 「リメイク」 したり、
何十万部も売れている 「マンガ」 をもとに制作しますが、
当たる作品はほんのわずかです。

(原作の面白さの是非はともかく)
なぜヒットしている原作を映像化しても、売れたり売れなかったりするのか?
理由は色々あると思いますが、エニアグラムの視点から見ると、
売れる作品にある 「面白いパターン」 が存在します。


アガサ・クリスティー原作の 「名探偵ポワロ」 シリーズを元に、
その仕組みをご紹介致します・・・☆

   タイプのを書き分け


どんな作品でも、フィクションであれば 「作り話 (絵空事)」 です。
それを 「ありそう」 と思わせ 「リアリティー」 を感じさせるコトで、
面白さがふくらみ感情移入もできます。それには主人公の、

タイプの書き分けが出来ているか?が重要です。


「名探偵ポワロ」 の主人公エルキュール・ポワロは、

  ・肉体派というより頭脳派
  ・冷静に分析する能力に長けている
  ・人の意見に振り回されない
  ・粘り越しが強い
  ・感情的になりずらい
  ・感情的な人間を冷ややかに揶揄する


・・・というような特徴をもった 「タイプ5」 を見事に描けています。
これだけでも素晴らしいのですが、作者のストーリー性も
ハイクオリティーなので、あとは映像化です。



   役者のタイプ


ここでよく 「陥るパターン」 としては、話題性を作るために
安易に 「売れている役者さん」 や 「芸能人」 を選んでしまうコトです。

その人がいかに演じる力があろうとも、
もし違うタイプの人を選んでしまうと 「なんか違和感があるな・・・」 と
いう作品になってしまいます。


タイプ5のコトは、同じタイプの方が詳しいモノです。


こんな時、自分だったら・・・ 「こうするだろう、こう考えるだろう」 と、
その場その場で、適切な判断と行動をとり、より忠実に表現してくれます。


  「主人公」 と 「役者」 のタイプを同一化すると、より効果的になる。


ポアロ役の 「デビット・スーシェ(David Suchet)」 氏はタイプ5
元は悪役もやっていた本格派でもあり、演技力も高かったのもポイントです。



   声優のタイプ

これは洋画を 「吹き替え版」 にする時のお話ですが、
声優さんも先述と同様なコトが言えます。

「ポアロ」 の声優を担当した 「熊倉一雄」 さんは、
ポアロ、スーシェ氏、と共に同じ 「タイプ5」 であり、
キャラクターの雰囲気をより的確に表現しています。


余談ですが、メインキャストも同様なパターンなので、
とてもよくキャスティングがされています。 


  【ヘイスティングス大尉】
   ヒュー・フレイザー氏 (Hugh Fraser) → タイプ3
   富山 敬さん → タイプ3

  【ジャップ警部】
   フィリップ・ジャクソン氏 (Philip Jackson)  → タイプ8
   坂口芳貞さん → タイプ8

  【ミス・レモン】
   ポーリン・モランさん (Pauline Moran)  → タイプ3
   翠 準子さん → タイプ3


※ ちなみに原作では 「大尉」 は 「タイプ2」、「警部」 は 「タイプ6」 として、
  表現されていると思われます。 



このドラマシリーズは、第一シリーズでは完璧にタイプ5として
表現されていたポワロも、中盤あたりから若干ブレが出てきます。
脚本的にも 「?」 と思わされるお話が多く、メインキャラでもある
「大尉・警部・レモン」 の登場も減ってしまします。

それでも初回の 「コックを捜せ」 や 「ダベンハイム失そう事件」、
スペシャルの 「ABC殺人事件」 は完成度が高いと思います。
ご興味のある方は、是非どーぞ・・・☆

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